法科大学院の選択

 腕に自信がない。まったくの素人であるならば、合格率上位の数校以外には行ってはならない。法科大学院に0からものを教える授業はない。単なる裁判官と検察官の天下り組織であり、学校としての実質はない。詐欺団体と考えてもらってよい。

 それでは、その全国に数校しかない学校に不合格になったらどうするのだ?と思うだろう。どうしても弁護士になりたいならば、浪人してでも、その数校へ入学することをオススメする。

 なにしろ、普通の法科大学院では学生を育てる授業のメソッドは一切ないのだ。「どこへ行っても同じ」「競争によってレベルが均一になる」ということは法曹界にはない。徹底的に身分差別的で専制的であり、「自由」「平等」「連帯」といった近代の理念と日本の法曹界法科大学院は全く縁がない。

 

(※ なぜ詐欺団体が公然と存在しているのか?と思うだろう。一つには訴訟を受けていないということがある。もう一つには前述のとおり国家行為は本質的に犯罪行為なので、法律家は法廷の外で犯罪を行なっていてもその自覚がない場合がある(自己の行為の違法性について無自覚である)。法廷の外に出れば普通の市民である、という自覚がないのだ。この点をはっきり非難しなければ、法科大学院では大金を払って意味のわからない一方的な演説を聞かされて大切な時間を失うことになる。

 平たくいえば、硬直(癌化)し、腐敗していると思ってもらってよい。)